IEEE BigData 2019 @ ロサンゼルスで学会発表してきた
12月9日〜12日に開催されたIEEE BigData 2019に参加してきました。
IEEE BigData 2019
IEEE BigDataはビッグデータに関する国際学会です。
基礎研究から応用研究、ビジネス適用事例まで幅広く取り扱われ、システム基盤からデータマイニング、セキュリティやアプリケーションなど様々なトピックの論文が発表されています。
今年の開催地はロサンゼルスでした。
ロサンゼルスはカリフォルニア州にある大都市で、アメリカの映画・テレビ産業の中心地です。
成田から飛行機で約10時間、日本との時差は17時間で日本の方が先に進んでいます。
12月なのに最高気温は18℃前後で最低気温は10℃程度、日本の春のようなとても過ごしやすい気候でした。
自分はIEEE BigData 2019のThe 6th International Workshop (KDDBHI 2019) on Big Data Analytic Technology for Bioinformatics and Health Informaticsで発表しました。
研究者と臨床医が意見を交換し、バイオインフォマティクス、精密医療、個別化医療、ビッグデータ分析、データサイエンス、そしてAI、これらの融合を促進させることを目標として掲げられています。
発表した論文はStochastic Gastric Image Augmentation for Cancer Detection from X-ray Imagesです。
臨床現場におけるX線画像からの胃癌自動検出のために効果的なonline data augmentation手法を提案しました。
具体的には学習前に胃X線画像の「ひだ」のみを確率的に強調し、F1スコアの検出性能を6.9%向上させました。
今回が初めての国際学会発表ということもあり、非常に多くの刺激と学びがありました。
オーラル発表は20分間と少し長く感じましたが、ちゃんと準備すれば意外となんとかなることを実感しました。